レビュー

【レビュー】12.9インチiPad Pro 2018を買ってみて良かった点、悪かった点

iPad Pro 第3世代が、2018年11月7日に発売されてからしばらくたちます。どうせ買うなら大きい画面がいいと思い、12.9インチ256GB Wi-Fiモデルを発売日当日に購入。お値段約13万円。

購入してからというもの毎日のように愛用しているわけですが、約3ヶ月使ってみて、買ってよかったと思う点、悪かったと思う点をこの記事では紹介していきます。

購入を検討している方は参考にしてみてください。

12.9インチiPad Pro 第3世代のよかった点

スペックの高さ

iPad Pro 2018 benchmark score

以前に当ブログでもiPad Pro第3世代のベンチマークスコア結果を載せましたが、2018年モデルのMac Book Proに迫る性能の高さです。

iPad Proでゲームをしていても他の端末よりも圧倒的に立ち上げもロードも早く、バックグラウンドで他アプリやSafariでサイトを複数タブで開いていてもほとんど重くなることはありません。

ちなみに、iPad Pro 第3世代のベンチマークスコアの記事が気になる方は下記リンクからどうぞ。

画面の大きさ

大きい画面はやっぱり見やすくて便利です。スマホの小さい画面で動画を見るのなんて苦痛ですし、PCだと起動が面倒だったり自由に移動しながら見れなかったり。YouTubeやAmazon Primeビデオ等の動画を見るときは、いままではPCで見ていましたが最近ではほとんど12.9インチiPad Proで見ています。

Webサイトを見た場合も、9.7インチのiPadを使用していたときは横向きにしないとスマートフォン表示だったり、画面が見切れたりするサイトが多かったわけですが、12.9インチのiPad Proだと縦持ちでもPCとほぼ同じ表示ですし、横向きにすると見切れるサイトはほとんどと言っていい程なくなります。

スマホ表示だと画面いっぱいに広告が表示されたり、追尾広告があったりで不便なんですよね。Webサイトを見るにしてもアプリをするにしても大画面のiPadの方が便利なので、ぼくのiPhoneは電話と写真撮影とLINE専用機みたいになってます。

液タブのかわりになる

絵を描くために購入した、購入を検討している、という方も多いと思いますが液タブを持っていないなら考えてみてもよさそうかなと。ペンタブしか持っていないので液タブとの比較はできませんが、ペンタブよりは使いやすい印象です。

Apple Pencil 2も初代と比べて書きやすくなり、充電もしやすくなっています。ProcreateやiPad版CLIP STUDIO等、イラストアプリも充実していますし、PCと繋ぐ必要もなく持ち運びも便利です。お値段の高い液タブと比べると、どうしてもイラストを描く性能は劣ってしまいますが、絵を描くこと以外にも手書きでメモを取ったりなどできることは山程あります。絵も描けるタブレット、と考えれば十分優秀ですよね。

12.9インチiPad Pro 第3世代の悪かった点

1TBモデル以外のメモリが4GB

リーク情報ではメモリが6GBのものもあるとはでていたものの、公式では発表されておらず、買うまで256GBモデルのメモリが6GBではなく4GBということが確実にはわかりませんでした。もともと1TBモデルを買う気もありませんでしたし、メモリが4GBでも性能には満足しているのですが、何かこう……損した気分になりますよね。

一部のアプリがいまだに対応していない

発売から数ヶ月たった今でもアプリの画面が最適化されていなかったり、iPhoneや前のモデルのiPadに比べて圧倒的にアプリがフリーズしたりクラッシュしたりしやすいです。酷いときはアプリを起動してすぐにクラッシュを数回繰り返すこともあります。

対応しているアプリも増えていっているとは思いますが、もうしばらくは我慢する必要がありそうです。

重い、持ち運びが不便

最近は本を紙媒体ではなく電子書籍で読むことが多いのですが、12.9インチのサイズだと長時間持っていると手が疲れます。寝転がりながらとか、机に置きながら見る分には問題はないですが。ちょっとしたニュースサイトを見る程度なら9.7インチのiPadの方で見ていたりします。

ぼくはあまり持ち運ぶような使い方をしていないのでそこまで問題ではないのですが、大きさが大きさなので頻繁に持ち運ぶ場合は少し不便そうかなと感じるサイズです。

カメラのでっぱりが邪魔

iPad Pro 2018 - カメラ

前にiPad用のキーボードを買ってほとんど使わなかったことから、今回のiPad ProではSmart Keyboardを買わずに使っています。iPad用のケースに関しても、発売当初はApple純正以外のケースだとApple Pencilの取り付けに対応していなかったりするものが多く、いまだにケースもつけずにむき出しの状態で使っています。

ケースやカバーをつけない状態でiPad Proに文字や絵を描こうとすると、机に置いた状態ではカメラのでっぱりのせいで若干傾くのが気になって仕方がないです。iPad Pro自体が薄くて曲がりやすいこともあり、筆圧を強くすると曲がりそうで不安でなりません。

USB Type-Cの対応状況

2015~2016年頃に買ったiMacとMac Book Proを現在も使用しているわけですが、iPad Pro 第3世代を購入し、前に使っていたiPadからデータを移行するべく意気揚々とPCに繋げようと思ったらUSB Type-Cポートがついていなかったわけです。

PCあるのにiCloud使ってデータ移行するのもなあと、電気屋へ直行してUSB-CをUSB-Aに変換するアダプタを購入。こんな感じのやつ。

USB-TypeC変換アダプタ

iPad Pro付属のケーブルにこの変換アダプタを付け、iMacに差し込んでこれで解決!と思いきや読み込まない。何度抜き差ししても読み込まない。試しにMac Book ProやWindowsなどの他のPCで試してみるもののうんともすんとも言わない。「あ、ダメねこれ」と思い、変換アダプタは買って30分後にはゴミに変換。

というわけで、変換アダプタはやめてふつうにUSB-CとUSB-Aを繋ぐケーブルを購入。

こちらはiPad Pro 第3世代とパソコンを繋いでも問題なく読み込んでくれました。もし同じように困った場合は、変換アダプタは絶対にやめてケーブルを買いましょう。

良かった点、悪かった点まとめ

良かった点

  • スペックの高さ
  • 画面の大きさ
  • 液タブのかわりになる

悪かった点

  • 1TBモデル以外のメモリが4GB
  • 一部のアプリがいまだに対応していない
  • 重い、持ち運びに不便
  • カメラのでっぱりが邪魔
  • USB Type-Cの対応状況

個数だけでいうと悪かった点の方が多いですが、それを覆すほどに性能がいいので使い勝手は抜群です。

絵を描いたり動画を見たりなど、家で使用するのがメインの場合は12.9インチのiPad Proが個人的にはおすすめです。購入の際は1TBモデルのメモリが6GB、それ以外が4GBということだけ注意してください。

値段が高いと言う方もいますが、現在のiPhone X以降の価格を考えるとそこまで気にならない価格かなと。といっても、用途次第ではiPad ProではなくMacBook等のPCを検討してもよさそうかなとは思いますが。

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