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音楽配信サービスで1時間音楽を聴くと通信量はどのぐらい?

「定額制音楽配信サービスを1時間利用すると、通信量はどのぐらいになる?」

音楽を聴く時、最近ではダウンロード購入よりも、定額聴き放題サービスを利用することも多くなりました。

大容量のスマホプランを契約している方はともかくとして、従量制であったり、データ容量の少ないプランを契約していると通信量が気になってしまいますよね。

この記事では、定額制音楽サービスで1時間音楽を聞いた時にかかる通信量について、音質ごとに解説していきます。

音楽視聴時間毎の通信量を比較

音楽配信では「kbps(キロビーピーエス)」という単位が使われています。

「kbps」とは、1秒間ごとに送信できるデータ転送量を表しており、数字が高くなればなるほど音質も良くなっていきます。

では、実際にそれぞれの音質ごとの通信量を見ていきましょう。

時間毎のデータ通信量目安

1秒1分1時間
24kbps3 KB180 KB10.8 MB
64kbps8 KB480 KB28.8 MB
128kbps16 KB960 KB57.6 MB
160kbps20 KB1.2 MB72 MB
256kbps32 KB1.92 MB115.2 MB
320kbps40 KB2.4 MB144 MB

定額制音楽配信サービスでよくある音質で比較すると、上のようになります。

次は、通信量とは逆に、データ容量1GB~10GBでどのぐらいの時間音楽を聴くことができるのか比べてみましょう。

データ容量1GB~10GBの音楽視聴時間

「1GB・5GB・10GB」のデータ容量で、何時間音楽を聴くことができるのか。

それぞれの音質ごとに、簡単に表にまとめていきます。

1GB5GB10GB
24kbps約 93 時間約 463 時間約 926 時間
64kbps約 35 時間約 174 時間約 348 時間
128kbps約 18 時間約 87 時間約 174 時間
160kbps約 14 時間約 70 時間約 139 時間
256kbps約 9 時間約 44 時間約 87 時間
320kbps約 7 時間約 35 時間約 70 時間

通勤・通学時に毎日音楽を聴くような使い方をしているのであれば、標準音質(128~160kbps)であってもデータ容量5GB以上は欲しいところですね。

常に最高音質で音楽を視聴したいのであれば、オフライン再生が可能な音楽配信サービスの利用や、大手キャリアの大容量のプラン、通信制限後も1Mbpsの通信速度が保証されている「楽天モバイル」や「UQモバイル スマホプランR」等を利用した方が良さそうです。

データ通信量の計算方法

自分でデータ使用量を計算したいという方向けに、音楽配信サービスのデータ通信量の計算方法も載せておきます。

最初の項目で、音楽配信には「kbps」という単位が使われていると説明をしました。

「kbps」は、1秒あたりに送信できるデータ転送量(キロビット)のことであり、「1bit = 8byte」となります。

例として、160kbpsで5分間(300秒)音楽を聴いた時の計算をしてみましょう。

160kbpsで5分間音楽を聞いた時の通信量

「1bit = 8byte」なので、160 kbps を 8 byteで割って1秒あたりのデータ通信量を求めます。

  • 160(kbps) ÷ 8(byte) = 20 KB(キロバイト)

1秒間で20KBの通信量ということが分かりましたので、次は20KBを5分(300秒)で掛けます。

  • 20(KB) × 300(秒) = 6,000 KB

1,000キロバイト = 1メガバイトなので…

  • 6,000 KB ÷ 1,000 = 6 MB

160kbpsで5分間音楽を聴くと、6MBの通信量がかかることが計算できます。

まとめ

この記事に掲載したデータ通信量は、必ずしもこの通りの数字になるわけではありません。

定額制音楽配信サービスでは、音楽以外にも歌詞やタイトルといった別の要素の通信もありますし、一度再生した音楽はキャッシュとして一定期間保存されますので、2回目以降の再生は1回目よりも通信量が少なくなる場合もあります。

といっても、おおまかなデータ通信量の目安にはなるかと思いますので、契約プランのデータ容量の見直しや、通信制限対策の参考にしてみてください。

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