ビジネスシーンにおけるネクタイの色が人に与える心理・印象を解説。
自分がつけているネクタイの色は人にどう思われているんだろう。ここ一番の勝負どころでアピールしていきたい、落ち着いた印象を与えたい、明るい印象を与えたい。そんなときにつけるネクタイの色は何色がいいの?
そんなわけで自分なりの解釈をまじえつつ解説していきます。
赤系のネクタイの心理・印象
情熱・強さ・活力といったエネルギーをイメージする色
アメリカの政治家が選挙演説の時によく使うネクタイの色も赤で「華やか」で「情熱的」な印象を与える。パワーを感じさせる色なので、ここぞという勝負の日やリーダーシップを発揮したい日などに最適。原色に近づくほどその傾向が高くなり、その逆に暗く・薄くなるほど落ち着いた印象を与える。
青系のネクタイの心理・印象
冷静・清潔・誠実といった落ち着いたイメージを想起する色
日本のビジネスシーンでもっとも使われることが多い色がこの青。清潔感や信頼感、若々しさといった印象を相手に与えます。落ち着いた人間だと思われたいときや、目上の人と会うときなどに最適。また、相手のストレス(興奮)を抑える効果もあるのでクレーム対応や会議の場合にも最適。原色に近づくほど落ち着いた印象となり、その逆に薄くなるほど爽やかで若々しい印象を与える。
黄系のネクタイの心理・印象
明るさ・活発さ・親しみやすさといったポジティブな印象を与える色
明るい印象や元気な印象を与えたいときに最適な色が黄色。コミュニケーションを円滑にする効果があり、知的に見せたいときや自分の発言力を向上させたいとき、場の雰囲気を盛り上げたいときなどにつけていくと効果的。親しみを持ちやすい色なので、初対面の人と会う日にも最適です。
緑系のネクタイの心理・印象
安心感・温厚・穏やかさといったリラックス効果を与える色
安心感を与えたい、穏便に話し合いたい、トラブルを避けたい、そんなときにおすすめなのが緑色。刺激を与えず、リラックス効果のある色なので穏便に過ごしたい日には緑色のネクタイをつけるのがいいでしょう。
ピンク系のネクタイの心理・印象
思いやり・やさしい・気配りができるといった印象を与える色
ビジネスシーンというよりはカジュアルな場面、例えばデートのときにおすすめなのがピンク色。女性的な色合いで、やさしさや思いやりといった印象を与えますので女性とのコミュニケーションを円滑にするときにも最適です。モテたいときにつけてみるのもいいかもしれません。
茶・ブラウン系のネクタイの心理・印象
堅実・落ち着き・信頼といった印象を与える色
落ち着いた大人の男性、余裕感がある、そんな印象を与えたいときにおすすめなのが茶色。ハイセンスで高級感があり、かつ柔和な印象を与えます。また、茶色といえば木や大地の色でもあるので安心感や居心地のよさを与える効果もあります。
黒・グレー系のネクタイの心理・印象
知的・冷静・男性的な印象を与える色
真っ黒のネクタイは日本では葬式のイメージがありますが、グレー系のネクタイであればつけている人もよく見かけるのではないでしょうか。黒系のネクタイは青系のネクタイと似てクールでスマートな印象を与えます。男性的で攻撃的な印象もあるので、どちらかといえば会議や営業といった場で使うよりはもう少しカジュアルなシーンで使用した方が最適かもしれません。