スペック比較

iPad Air 第4世代と11インチiPad Pro 第2世代を徹底比較!

2020年9月16日(日本時間)に、iPad Air(第4世代)が2020年10月に発売すると公式に発表されました。

従来のホームボタン搭載モデルから、ホームボタンを廃止したiPad Proと同じデザインとなり、さらにiPad Pro以外で初めて第2世代のApple Pencilにも対応しています。

この記事では、iPad Air(第4世代)と比較的性能の似ている2020年3月に発売した11インチiPad Pro(第2世代)の購入で悩んでいる方向けに、両端末の性能や機能について比較していきます。

iPad Air(第4世代) vs 11インチiPad Pro(第2世代)

最初に2020年10月発売iPad Air(第4世代)と2020年3月発売11インチiPad Pro(第2世代)の違いについて簡単にまとめると、次のようになります。

iPad Air(第4世代)11インチiPad Pro(第2世代)
  • 価格が安い
    Wi-Fiモデル
    256GB:79,800 円
    Wi-Fi+Cellularモデル
    256GB:94,800 円
  • 価格が高い
    Wi-Fiモデル
    256GB:95,800 円
    Wi-Fi+Cellularモデル
    256GB:112,800 円
  • 10.9インチ
  • 11インチ
  • カラーバリエーションが多い
  • カラーバリエーションが少ない
  • A14 Bionic
  • A12Z Bionic
  • RAM:4GB?(詳細不明)
  • RAM:6GB
  • シングルカメラ
  • デュアルカメラ
  • インカメラがポートレート非対応
  • インカメラがポートレート対応
  • LiDARスキャナ非搭載
  • LiDARスキャナ搭載
  • Touch ID
  • Face ID
  • 最大輝度500ニト
  • 最大輝度600ニト
  • リフレッシュレート:60Hz
  • リフレッシュレート:120Hz
  • 2スピーカーオーディオ
  • 4スピーカーオーディオ

そのほか、重量やサイズといった細かな違いはあるものの、大きく違う点は上記の通りです。

11インチiPad Pro(第2世代)の方が価格が高いものの、カメラ性能が高く、ディスプレイ性能やオーディオ関連にも優れています。

RAMに関しては詳細はまだ不明なものの、iPad Air(第4世代)は4GBと予想されており、11インチiPad Pro(第2世代)の6GBよりも低くなると思われます。

では、この中でも機能や違いが分かりにくいと思われる

  • LiDARスキャナ
  • リフレッシュレート
  • スピーカーオーディオ

について、ざっくり説明していきます。

A14チップとA12チップの違いやCPU/GPUといった端末性能については、ベンチマーク比較の項目で説明していますので、そちらをご覧ください。

iPad ProはLiDARスキャナ搭載

11インチiPad Pro(第2世代)はLiDARスキャナを搭載していますが、iPad Air(第4世代)は搭載していません。

LiDARスキャナとは、光が対象物に到達してから反射して戻るまでの時間を測定して距離(奥行き)を割り出す装置です。

LiDARスキャナの搭載により、AR(拡張現実)が強化され、よりシームレスに、より正確にARアプリを利用することができます。

現状、ARアプリを利用する機会も少ないので、LiDARスキャナの有無によって何か機能が大幅に損なうということはなさそうです。

リフレッシュレート 60Hz vs 120Hz

11インチiPad Pro(第2世代)は最大120Hzのリフレッシュレートが得られる「ProMotionテクノロジー」に対応していますが、iPad Air(第4世代)は対応しておらず最大60Hzです。

リフレッシュレートが高いとディスプレイをスクロールした時などの画面更新頻度が多くなり、よりスムーズに表示されるようになります。

Apple Pencilを使う場合もリフレッシュレートが高い方が反応速度が速くなり、描き心地が良くなると言われています。

特にペンストロークの速い動作をした時には、60Hzと120Hzでは反応がだいぶ違ってきますので、イラストを描く時はiPad Proの方が使い勝手が良さそうですね。

2スピーカーオーディオ vs 4スピーカーオーディオ

iPad Air(第4世代)は2スピーカーオーディオなのに対し、iPad Pro(第4世代)は4スピーカーオーディオです。

前モデルまでのiPad Airも同じく2スピーカーで下部に2つついており、横向きの状態では片方からしか音が流れませんでしたが、新モデルからは横向きの時に左右にスピーカーが付くように位置が変更されました。

11インチiPad Pro(第2世代)の場合は、上下に2つずつの4スピーカーで、縦向きでも横向きでも左右にスピーカーがついている状態になります。

iPad Air(第4世代)からスピーカーの位置が変更されたとはいえ、音楽・動画を視聴するなら4スピーカーオーディオの11インチiPad Pro(第2世代)の方が没入感のある音が楽しめます。

A14 vs A12Z ベンチマーク比較

上で端末の機能についてざっくり説明しましたので、こちらではベンチマークを比較をしていきます。

ベンチマークとは、総合的な端末性能の指標となる数値のことです。

iPad Air(第4世代)発売前のため、A14 Bionicチップについてはベンチマークの予想を掲載しています。

まずは、11インチiPad Pro(第2世代)のAnTuTuベンチマークスコアを見てみましょう。

11inch iPad Pro 2Gen(A12Z Bionic)
Total735351
CPU182314
GPU368504
MEM105767
UX78759

11インチiPad Pro(第2世代)の総合スコアは73万点で、Andoroidも含めた全スマートフォン・タブレット中でもトップクラスの性能です(2020年9月現在)。

対して、A14 Bionicは前世代のA13 BionicチップよりもCPUが40%、GPUが30%高速化しているとのことで、A13 Bionicを搭載しているiPhone 11 Proの総合スコア約52万点よりも確実に数値が高くなることが予想されます。

リーク情報によると、iPad Air(第4世代)同じA14 Bionicチップが搭載されている「iPhone 12 Pro Max」のベンチマークスコアは57万点とのことです。

▲iPhone 11 Pro Max vs iPhone 12 Pro Max

iPadはiPhoneよりもCPUとGPUの数値が高くなる傾向にあるので、RAM容量の差を引いても、もう少しベンチマークスコアが高くなる可能性もあると考えられます。

あくまで予想なので、iPad Air(第4世代)のベンチマークスコアが判明次第更新予定です。

詳細スペック比較表

iPad Air(第4世代)と11インチiPad Pro(第2世代)の詳細スペック比較表も用意しました。

スペックについて個々に詳細を確認したい場合に見てみてください。

基本情報
名称iPad Air(第4世代)11インチiPad Pro(第2世代)
発売価格Wi-Fiモデル
64GB:62,800 円
256GB:79,800 円

Wi-Fi+Cellularモデル
64GB:77,800 円
256GB:94,800 円
Wi-Fiモデル
128GB:84,800 円
256GB:95,800 円
512GB:117,800 円
1TB:139,800 円

Wi-Fi+Cellularモデル
128GB:101,800 円
256GB:112,800 円
512GB:134,800 円
1TB:156,800 円
カラーシルバー
スペースグレイ
ローズゴールド
グリーン
スカイブルー
シルバー
スペースグレイ
発売日2020年10月2020年3月25日
本体仕様
ディスプレイLiquid Retinaディスプレイ
10.9インチ(対角) LEDバックライトMulti-Touch(IPSテクノロジー搭載)
最大輝度500ニト(標準)
耐指紋性撥油コーティング
フルラミネーションディスプレイ
反射防止コーティング
1.8%の反射率

広色域ディスプレイ(P3)
True Toneディスプレイ
Liquid Retinaディスプレイ
11インチ(対角) LEDバックライトMulti-Touch(IPSテクノロジー搭載)
最大輝度600ニト(標準)
耐指紋性撥油コーティング
フルラミネーションディスプレイ
反射防止コーティング
1.8%の反射率
ProMotionテクノロジー
広色域ディスプレイ(P3)
True Toneディスプレイ
画面解像度2,360 x 1,640
59:41(アスペクト比)
2,388 x 1,668
4.3:3(アスペクト比)
画面密度264ppi264ppi
サイズH247.6mm
W178.5mm
D6.1mm
H247.6mm
W178.5mm
D5.9mm
重量Wi-Fiモデル:458g
Cellularモデル:460g
Wi-Fiモデル:471g
Cellularモデル:473g
Apple Pencil第2世代第2世代
キーボードMagic Keyboard
Smart Keyboard Folio
Magic Keyboard
Smart Keyboard Folio
システム仕様
SoCA14 Bionic
Neural Engine
A12Z Bionic
Neural Engine
RAM4GB?(不明)6GB
ROM64GB/256GB128GB/256GB/512GB/1TB
カメラ
背面カメラ12MP広角カメラ
ƒ/1.8絞り値
12MP広角カメラと10MP超広角カメラ
広角:ƒ/1.8絞り値
超広角:ƒ/2.4絞り値
前面カメラFaceTime HDカメラ
7MPの写真
ポートレートモード非対応
TrueDepthカメラ
7MPの写真
ポートレートモード対応
ビデオ撮影4Kビデオ撮影(24fps、30fpsまたは60fps)
1080pスローモーションビデオ(120fpsまたは240fps)に対応
4Kビデオ撮影(広角:24fps、30fpsまたは60fps、超広角:60fps)
1080pスローモーションビデオ(広角:120fpsまたは240fps、超広角:240fps)に対応
充電・バッテリー
バッテリー28.6Wh28.65Wh
ワイヤレス充電
オーディオ
スピーカー2スピーカーオーディオ(横向き)4スピーカーオーディオ
イヤホンジャック非搭載非搭載
機能・センサー
生体認証Touch ID(トップボタン)Face ID
センサー
3軸ジャイロ
加速度センサー
環境光センサー
気圧計
LiDARスキャナ
3軸ジャイロ
加速度センサー
環境光センサー
気圧計
コネクタUSB-C
Smart Connector
USB-C
Smart Connector
GPSWi-Fiモデル
非搭載

Wi-Fi+Cellularモデル
搭載
Wi-Fiモデル
非搭載

Wi-Fi+Cellularモデル
搭載
ネットワークと接続性
Wi-FiWi‑Fi 6
(802.11a/b/g/n/​​ac/ax)
Wi‑Fi 6
(802.11a/b/g/n/​​ac/ax)
Bluetooth5.05.0
SIMnano-SIM/eSIMnano-SIM/eSIM

まとめ

ハイエンドクラスの性能でApple Pencil(第2世代)にも対応しているという点では、iPad Air(第4世代)は64GBが6万円台で購入できるのでかなりお買い得に見えます。

ただし同じ256GBのストレージ容量で比べると、Wi-Fiモデルで16,000円、Cellularモデルで18,000円の価格差となりますので、11インチiPad Pro(第2世代)も選択肢に入れても良さそうです。

iPadにカメラ性能の高さを求める人は少ないと思いますので、重要な点は「RAM容量・リフレッシュレート・スピーカー数」この違いに価格差分の魅力を感じるかどうかが決め手になりそうですね。

といっても、まだ判明していないA14チップとA12Zチップの性能差次第ではあるわけですが。