Apple

iPad mini第6世代と第5世代の性能比較や違いについて解説

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

Appleは2021年9月15日(日本時間)に、第6世代にあたる新型iPad miniを発表し、Apple Storeでは同年9月24日から販売が開始されます。

前モデルであるiPad mini(第5世代)の発売から約2年半ぶりの新モデル登場となります。

この記事では、2021年新モデルiPad mini(第6世代)の購入を検討している方向けに、前モデルであるiPad mini(第5世代)との違いや性能・ベンチマークスコアについて解説していきます。

iPad mini 第6世代と第5世代を比較

iPad miniが第5世代から第6世代に変わり、大きく変わった点を簡潔にまとめると、次のようになります。

  • ホームボタンを廃止、オールスクリーンデザインに
  • A15 Bionicチップを搭載
  • ディスプレイサイズが7.9インチ→8.3インチに
  • カラーバリエーションの変更
  • カメラ性能の向上
  • RAMが4GBに増加
  • Apple Pencil(第2世代)に対応
  • 5G対応
  • Wi-Fi 6に対応
  • コネクタがUSB-Cに変更

見た目に関しては従来までの無印iPadと同じデザインから、現行のiPad ProやiPad Airと同じくホームボタンを廃止したオールスクリーンデザインへと変更されました。

ホームボタンは廃止されましたが、顔認証(Face ID)は搭載されておらず、トップボタンに内蔵された指紋認証(Touch ID)を搭載しています。

なお、オールスクリーンデザインにより、ディスプレイサイズは8.3インチへと増加しましたが、本体サイズや重量は従来までのモデルとほとんど変わりありません。

iPad mini第6世代第5世代
ディスプレイ8.3インチ7.9インチ
本体サイズH195.4mm
W134.8mm
D6.3mm
H203.2mm
W134.8mm
D6.1mm
重量Wi-Fiモデル:293g
Cellularモデル:297g
Wi-Fiモデル:300.5g
Cellularモデル:308.2g

そのほか、iPhone 13シリーズにも搭載されている最新のA15 Bionicチップが採用されていたり、カメラ性能の向上やWi-Fi 6、5G、 Apple Pencil(第2世代) に対応といった機能面の大幅なアップデートがされています。

コネクタも従来のLightningからUSB-Cへと変更されましたので、外付けSSDやハブといったアクセサリとも接続しやすくなったので便利ですね。

カラーバリエーションについては、従来までのシルバー・ゴールドが廃止となり、かわりにピンク・パープル・スターライトの3色が追加され、スペースグレイも含めて4色での展開となっています。

唯一気になる点は、リフレッシュレートが60Hzのままなことぐらいです。

ここまでざっと変更点についてまとめてみましたが、iPad mini 第6世代と第5世代のスペックを詳細に比較した表も下に掲載していますので、こちらもご覧ください。

第6世代と第5世代の詳細スペック比較

基本情報
iPad mini第6世代第5世代
発売価格Wi-Fiモデル
64GB:59,800 円
256GB:77,800 円

Wi-Fi+Cellularモデル
64GB:77,800 円
256GB:95,800 円
Wi-Fiモデル
64GB:45,800 円
256GB:62,800 円

Wi-Fi+Cellularモデル
64GB:60,800 円
256GB:77,800 円
カラースペースグレイ
ピンク
パープル
スターライト
スペースグレイ
シルバー
ゴールド

発売日2021年9月24日2019年3月18日
本体仕様
ディスプレイLiquid Retinaディスプレイ
IPSテクノロジー搭載8.3インチ(対角)LEDバックライトMulti-Touchディスプレイ

最大輝度500ニト(標準)
耐指紋性撥油コーティング
フルラミネーションディスプレイ
反射防止コーティング
広色域ディスプレイ(P3)
True Toneディスプレイ
Retinaディスプレイ
IPSテクノロジー搭載7.9インチ(対角)LEDバックライトMulti-Touchディスプレイ

最大輝度500ニト(標準)
耐指紋性撥油コーティング
フルラミネーションディスプレイ
反射防止コーティング
広色域ディスプレイ(P3)
True Toneディスプレイ
画面解像度2,266 x 1,4882,048 x 1,536
画面密度326ppi326ppi
サイズH195.4mm
W134.8mm
D6.3mm
H203.2mm
W134.8mm
D6.1mm
重量Wi-Fiモデル:293g
Cellularモデル:297g
Wi-Fiモデル:300.5g
Cellularモデル:308.2g
Apple Pencil第2世代第1世代
キーボードBluetoothキーボードに対応Bluetoothキーボードに対応
システム仕様
SoCA15 Bionic
Neural Engine
A12 Bionic
Neural Engine
RAM4GB3GB
ROM64GB/256GB64GB/256GB
カメラ
背面カメラ12MP広角カメラ
ƒ/1.8絞り値
8MP広角カメラ
ƒ/2.4絞り値
前面カメラ超広角カメラ
12MPの写真
FaceTime HDカメラ
7MPの写真
ビデオ撮影4Kビデオ撮影(24fps、25fps、30fpsまたは60fps)
1080p HDビデオ撮影(25fps、30fpsまたは60fps)

1080p HDビデオ撮影(30fps)
充電・バッテリー
バッテリー19.3Wh19.1Wh
ワイヤレス充電
オーディオ
スピーカー2スピーカーオーディオ(横向き)2スピーカーオーディオ
イヤホンジャック非搭載搭載
機能・センサー
生体認証Touch ID(トップボタン)Touch ID(ホームボタン)
センサー3軸ジャイロ
加速度センサー
環境光センサー
気圧計
3軸ジャイロ
加速度センサー
環境光センサー
気圧計
コネクタUSB-CLightning
GPSWi-Fiモデル
非搭載

Wi-Fi+Cellularモデル
搭載
Wi-Fiモデル
非搭載

Wi-Fi+Cellularモデル
搭載
ネットワークと接続性
Wi-FiWi‑Fi 6(802.11a/b/g/n/ac/ax)Wi-Fi(802.11a/b/g/n/ac)
Bluetooth5.05.0
SIMnano-SIM/eSIMnano-SIM/eSIM

違う部分だけ赤文字にしています。

比較表を見ると、前モデルのサイズ感そのままにデザイン・機能のほとんどがアップデートされていますが、価格も15,000円~18,000円ほど高くなっていることが確認できます。

引き続き、iPad mini(第6世代)に搭載されているA15 Bionicチップと、iPad mini(第5世代)に搭載されているA12 Bionicチップのベンチマークスコアを比較していきます。

A15 vs A12 ベンチマーク比較

2021年9月に発売したiPad mini(第6世代)に搭載されている「A15 Bionic」と、前モデルのiPad mini(第5世代)に搭載されている「A12 Bionic」の AnTuTuベンチマーク比較です。

AnTuTu(V9) ベンチマークスコア
SoCA15(第6世代)A12(第5世代)
Total774517542856
CPU209140134230
GPU336733216525
MEM9975679645
UX12888112456

iPad mini(第6世代)に搭載されているA15 Bionicチップは、iPhone 13/13 Proに搭載されているチップと同じものです。

Apple公式ではA15 Bionicチップについて、6コアのCPUで最大40%速いパフォーマンスと、5コアのGPUは最大80%速いグラフィックス性能を実現したと説明しています。

ベンチマークスコアを見る限りでも、前モデルに搭載されているA12 Bionicチップより大幅に性能が向上していることが確認できますね。

といっても、A12 BionicはiPhone XS/XS MAX/XRおよびiPad Air(第3世代)に搭載されているものと同じであり、現状でも通話・音楽・動画・Webサイト閲覧といった通常利用はもちろんのこと、ゲームアプリでも大きな問題が発生することはあまりないかと思われます。

もちろんiPad mini(第6世代)の方が何をするにしても快適であることは間違いないですが、購入を考える場合は、使用用途やWi-Fi 6、5G、Apple Pencil(第2世代)対応といった、その他の要素が必要かどうかで考えた方が良さそうです。

まとめ

iPad mini(第6世代)は、2020年に発売したiPad Pro(11inch-2nd Gen / 12.9inch-4th Gen) と同等かそれを上回る性能です。

Wi-Fi6、5G、USB-C、Apple Pencil(第2世代)対応といった欲しい機能が大体ついていて、価格も59,800円~なので、手頃で小さなタブレット端末が欲しい方にはぴったりですね。

[PR]格安SIMで月々の携帯料金を半額以下に抑えませんか?

ABOUT ME
桑嶋
ただのガジェット好き。iPhone・iPad・Androidを中心に、何か困った際の手助けになれるような情報を発信しています。