格安SIMに乗り換えるベストなタイミングはいつなのか。
乗り換え前に契約しているキャリアは、いつ解約するのが良いのか。
大手キャリアから格安SIMに乗り換える際には、契約事務手数料やMNP転出料といった様々な支払いが必要となります。
乗り換えるタイミングによっては、解約金のほかにも、月額料金が二重になってしまい余計な出費が増えるなんてことも。
というわけで、この記事では、大手キャリアから格安SIMに乗り換えを検討している方向けに「格安SIMにMNP(乗り換え)をするベストなタイミングや解約時期」について解説していきます。
乗り換えるベストなタイミングとは?
大手キャリアから格安SIMに乗り換えるタイミングを簡単にまとめると、このようになります。
- 月額料金の請求締め日付近
- 2年契約の更新月
- キャッシュバックキャンペーン中
では、なぜそうなるのか、もう少し詳しく解説していきます。
月額料金の請求締め日付近
大手キャリアから格安SIMに乗り換えると、契約が完了した時点で解約が自動的に行われますので、その月の月額料金の支払いが二重になります。
基本的には、契約する側の月額料金は日割りになることが多いですが、解約する側は日割りにならず、1ヶ月分を丸ごと請求される場合が多いです。
ドコモ・au・ソフトバンクといった大手キャリアを解約した時は、月額料金が日割りにならないので、なるべく請求締め日付近に乗り換えをすることで支払金額を安く抑えることができます。
ここで注意してほしいのは「月末ではなく、請求締め日」というところです。
一般的に月末が締め日の携帯事業者が多いので、一部のサイトでは「月末に解約するのがお得!」のように記載されていることがありますが、これは間違いです。
ドコモやauは月末が締め日ですが、ソフトバンクは「末日・10日・20日」と人によって締め日が異なります。
このように、必ずしも月末が締め日というわけではありませんので、契約している携帯事業者のサイトや請求書等で締め日を確認した上でMNPを行ってください。
契約と解約時に日割りになるかどうかや、締め日については下の方で一覧にしてまとめていますので参考にしてみてください。
2年契約の更新月
2019年10月1日から、長期契約への縛りに対する解約金の規制が厳しくなりました。
最新のプランでは、ドコモ・auの解約金が1,000円に、ソフトバンクに至っては解約金が0円となります。
解約金が減額されたこともあり、以前よりも契約の更新月を意識する必要はなくなりましたが、少しでも安くしたい場合には2年契約の更新月に合わせた方が良いです。
特に旧プランを契約している方は、解約金が以前の高額な料金のままの場合もありますので、更新月に合わせたり、事前に最新のプランへと変更する等してみてください。
キャッシュバックキャンペーン中
それぞれの格安SIM事業者では、MNPや新規契約時にキャッシュバックを行うキャンペーンを頻繁に開催しています。
大体いつでも開催していることが多いので、そこまで気にする必要はありませんが、念の為自分がキャッシュバックの対象になるかだけは確認しておきましょう。
契約・解約時に日割りになる事業者は?
乗り換えのベストタイミングについて解説は終わりましたので、こちらの項目では各事業者の次の情報についてまとめていきます。
- 契約・解約時の月額料金(日割り/1ヶ月分)
- 月額料金の請求締め日
大手キャリアと知名度のある格安SIM事業者のみまとめています。
最新プランでの対応状況であり、旧プランや一部のオプションは、日割の対象外となる場合もあります。
キャリア 契約/解約時の日割り対応状況
契約 | 解約 | 請求締め日 | |
---|---|---|---|
ドコモ | 日割り | 月単位 | 月末 |
au | 日割り | 月単位 | 月末 |
ソフトバンク | 日割り | 月単位 | 末日・10日・20日 |
楽天モバイル | 日割り | 日割り | 月末 |
格安SIM 契約/解約時の日割り対応状況
契約 | 解約 | 請求締め日 | |
---|---|---|---|
Y!mobile | 日割り | 月単位 | 月末 |
UQ mobile | 日割り | 日割り | 月末 |
LINEモバイル | 日割り | 月単位 | 月末 |
mineo | 日割り | 日割り | 月末 |
IIJmio | 日割り | 月単位 | 月末 |
日割り対応状況 まとめ
契約時はほぼ日割りになりますが、解約時の日割り対応状況は各事業者毎に違っています。
先に述べたように、あくまで最新の基本プランのみの対応状況ですので、旧プランであったり、オプションによってはこの通りにはなりません。
また、請求締め日についても、ここに掲載した携帯事業者のほとんどが月末締めですが、唯一ソフトバンクのみ締め日が違うのでお気をつけください。
まとめ
基本的には、請求締め日付近を意識するだけで大丈夫です。
かといって、締め日ぴったりだと、何か問題が発生した時に月を跨いでしまう可能性もあります。
格安SIMへの乗り換えには、SIMロック解除やMNP転出といった作業も必要となりますし、実際にSIMカードが届くのも契約してから数日かかりますので、一週間は余裕を持たせた方が安心です。
MNP予約番号は大体15日間有効ですが、乗り換える格安SIMによっては「10日以上残っている状態」等の条件がある場合がありますのでお気をつけください。
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