寝る時に充電を忘れた時や、空いた時間で急いで充電したい時など。
短時間で充電を済ませたいことも度々あるかと思います。
iPhone/iPadの一部の端末は、USBケーブルを経由して最大100Wまでの電力供給を可能にする「USB PD(Power Delivery)」に対応しており、従来よりも短時間で充電をすることが可能です。
この記事では、iPhone/iPadで高速(急速)充電をする方法と、対応している機種、高速充電をするために必要な電源アダプタについて解説していきます。
高速充電対応機種(iPhone/iPad)
高速充電とは、対応している端末であれば約30分で最大50%まで高速で再充電できる機能です。
ご使用の端末や電源アダプタの違いによって再充電時間は異なりますが、付属品の電源アダプタを使うよりも素早く再充電することが可能となります。
高速充電に対応している端末は、次の通りです。
- iPhone 8 以降
- iPad Pro 10.5 インチ
- iPad Pro 11 インチ (第 1 世代 以降)
- iPad Pro 12.9 インチ (第 1 世代 以降)
- iPad Air(第 3 世代 以降)
- iPad mini(第 5 世代 以降)
高速充電に必要な電源アダプタ
iPhone/iPadは、それぞれに対応する電源アダプタを使って充電するだけで、高速充電をすることができます。
対応している電源アダプタは、Apple 18W、20W、29W、30W、61W、87W、96WのUSB-C電源アダプタです。
端末によって必要となる電源アダプタが異なりますので、iPhoneとiPadそれぞれについて説明していきます。
iPhoneの高速充電に必要な電源アダプタ
iPhone購入時に付属している電源アダプタは5Wであり、高速充電には対応していません。
iPhoneを高速充電するには、「USB-C – Lightning ケーブル」と「18W以上の電源アダプタ」を用意する必要があります。
iPhone 12以降のモデルからは、20W以上の電源アダプタが公式に推奨されていますので、他iPhoneシリーズとの併用も兼ねて20W以上の電源アダプタを用意しておくのが無難そうです。
iPadの高速充電に必要な電源アダプタ
iPadに付属している電源アダプタは、モデルによって違いますが10W~20Wです。
iPhoneであれば20Wで十分ですが、iPadの場合はそれ以上のW数が必要となります。
iPadにはそれぞれ受電許容量があり、電源アダプタのW数がある程度を上回ると、それ以上充電速度が早まることはありません。
受電許容量は一般的に、iPad Pro 12.9インチが45W、その他のiPadが30Wと言われており、大体30W~61Wの電源アダプタを用意すれば高速充電をするには十分です。
お手持ちの端末に合わせて用意してみてください。
Apple 30W以上の電源アダプタはMacbookの付属品と同じものなので、Macbookを持っている方はそちらと併用するのもありですね。
まとめ
iPhone/iPadに付属している電源アダプタでは高速充電ができませんので、高速充電を使いたい場合は自分で用意する必要があります。
iPhoneであれば20W以上、iPadであれば機種によって30Wもしくは61W以上が必要になるとだけ覚えておいてください。
そのほか高速充電以外の充電を早くする方法として、機内モードにすると充電速度が少し早くなるという小技があります。
急ぎの際はこちらも試してみてください。
[PR]格安SIMで月々の携帯料金を半額以下に抑えませんか?